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エチュード作品 (描画サンプル)
笑顔について
似顔絵仕事のうち、中年男性を描く割合が多く、どちらかといえば、このモデルさんのような男性を描く機会の方が多いです。ご年配の男性の場合は、笑顔のない状態(写真)で来ることがよくあります。そこでいつも悩むのですが、絵の演出で笑顔にしてしまおうか、それともこのまま描いてしまおうかと…。結局だいたい歯を見せて笑う笑顔にしてきました。
仕事柄、写真込みで製作をすることがあり、普段笑わない男性を無理矢理笑顔を作っていただいて写真を撮るのですが、笑わない方は、本当に笑顔の表情を作りにくいし、口角を上げて笑うこともないのではないか?
と思えてきました。 |


モデル写真(フリー素材) |
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そのままがいい?
そこで、最近では、絵の段階で無理矢理笑顔にするのをやめることにしました。
無理矢理歯を見せた笑顔にすると、実はご本人の特徴とは離れたものになるのではないかと思うからです。
このモデルの方は、少しだけ口角を上げておだやかな表情にしています。 |
こちらが下書き完成状態の写真です。お客様にはこの時点で確認いただいております。ここからまだまだ色を付けていきますが、お顔の特徴や若干の印影は付けていきます。最初にしっかり観察して、印影の境界線をつかんでおくと、その後の着色作業に役に立つからです。
文字はどうしている?
今まで文字部分はなんとなく自作の字を書いていました。しかし字についてはなかなか上達しそうにないので今後はフォントをトレースするつもりでいます。書きながら悩むよりも、原画とのおり描き進める方が質の良いものができるからです。 |
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下書きの次は、透明水彩で、大まかに色を付けていきます。
顔の部分は微妙な印影は水彩で濃淡を出します。
水彩の場合は、何度も上塗りすると、下の色が溶けたり滲んだりして、かえって汚くなるので、細心の注意を払って濃淡の色合いをボカしていきます。 |
顔の部分はしっかりと塗りました。それ以外は色合いがわかる程度で1度塗りしています。
絵は全体のバランスが大切です。全体の色合いを見ながら調整していくため、軸となる色を置いていき、次の新しい色を塗る際は、それまでの色を加味しながら城を調整します。
黄色と青は色のバランスが最高の取り合わせです。それぞれがにじまないように、1か所が完全に乾いてから、違う色を塗ります。 |
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水彩の上から顔の細かい部分を描き込んでいきます。暗い部分はできるだけ「黒」は使わず、鯉茶色濃い紫などを使って、影の深い部分を描き込んでいきます。ひげの生えている部分は、濃い目の肌色や、白絵の具を駆使して、白髪まじりと肌の影部分を表現しました。顎部分や頭部分も短い毛があるので、色鉛筆を駆使して質感を出しました。 |
画用紙全体の写真です。男性と黄色い花が合っていますね♪
「還暦」の文字も邪魔にならずこんな感じでどうでしょうか?
今回、初めて緑の背景にしましたが、さわやかな色合い、飾ったら気持ちよさそうです。花と顔が離れすぎたのが反省点です。構図の在り方を見直そうと思います。 |
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作品について
おとうさんに贈る、還暦祝いのプレゼント用似顔絵です。花×似顔絵シリーズ。男性用としてデザインサンプルを作成したのですが、父親に似合いそうな緑の背景、花も黄色×青で甘くなりすぎないものを選びました。娘さん、息子さんからお父さんへの贈り物としてお勧めです。 |
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